亡くなった親のキャッシュカードと暗証番号…適切な手続きとは
亡くなった親のキャッシュカードと暗証番号…適切な手続きとは
亡くなった親の銀行口座の取り扱いについて
親が亡くなると、銀行口座は凍結されます。この状態でキャッシュカードを使用してお金を引き出す行為は、法的に問題となる可能性があります。
⚠ 他の相続人との間でトラブルが発生する可能性がある
⚠ 場合によっては、遺産の「使い込み」として民事・刑事上の問題に発展する恐れがある
【実際の事例】協議前に資金を引き出してしまったケース
▶ ケース概要
B様(長男)は、亡くなった親のキャッシュカードを使用し、葬儀費用や生活費の支払いを行いました。
しかし、後に他の相続人から「無断で資産を使用した」と指摘され、トラブルへと発展しました。
▶ 解決策:正式な相続手続きを実施
1️⃣ 銀行に死亡届を提出し、相続手続きを開始
2️⃣ 相続人全員で遺産分割協議を実施し、適正な分配を決定
3️⃣ 遺産分割協議書を作成し、正式な形で資産を引き出し
この結果、相続人間の争いを回避し円満な形で遺産の分配を完了することができました。
亡くなった親の口座を適正に取り扱うためのポイント
✅ キャッシュカードを使用せず、まずは銀行に相続届を提出する
✅ 遺産分割協議を経たうえで、正式な手続きを進める
✅ 司法書士や金融機関と相談し、法的に問題のない方法を選択する
親の銀行口座に関するお悩みはアドバイスを受けながら適切に対応することが重要です。
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広島司法書士会 (登録番号:第613号)
広島県行政書士会 (登録番号:第05340722号)
広島県土地家屋調査士会 (登録番号:第1573号)
JMAA M&Aアドバイザー認定
セミナーズマーケティング認定講師
NLPプラクティショナー、マスタープラクティショナー、コーチコース認定
現在 法務総合事務所文殊パートナーズ代表