兄弟が共有で相続した不動産の行く末
兄弟が共有で相続した不動産の行く末
兄弟が共有で不動産を相続すると起こる問題とは?
親が亡くなり、不動産を兄弟で共有して相続するケースは多くあります。しかし、共有名義の不動産にはさまざまなリスクが伴います。
✅ 共有不動産の主な問題点
1️⃣ 売却や活用の際に全員の合意が必要(一人でも反対すると進められない)
2️⃣ 維持費・管理費の負担が兄弟間で不公平になりやすい
3️⃣ 将来的に相続人が増え、権利関係が複雑化する可能性がある
このような理由から、共有不動産をそのままにしておくことは望ましくない場合が多いのです。
【解決事例】兄弟が共有する不動産を適切に整理したケース
▶ ケース概要
A様(長男)は、亡くなった両親の自宅を弟と共有で相続しました。
当初はそのまま維持する予定でしたが、以下の問題が発生しました。
🔹 管理費や固定資産税の負担割合を巡り、弟と意見が対立
🔹 A様は売却を希望したが、弟は住み続けたいと主張
🔹 時間が経つにつれて兄弟間の関係がぎくしゃくし、話し合いが難航
▶ 解決策:司法書士のアドバイスにより円満に整理
1️⃣ 不動産の査定を行い、売却した場合の適正価格を算出
2️⃣ 兄弟間で「代償分割」を提案(弟がK様の持分を買い取る形)
3️⃣ 公正な価格で持分を譲渡し、単独所有に移行することで問題を解決
この結果、A様は適正な価格で持分を手放し、弟は単独所有者として不動産を維持することができました。
兄弟で相続した不動産の選択肢とは?
共有不動産を適切に処理するためには。
🔹 1. 共有者の一人が持分を買い取る(代償分割)
・共有者の一人が他の相続人の持分を買い取ることで、単独所有に変更できる
・不動産を売却せずに、住み続けたい相続人がいる場合に適した方法
🔹 2. 不動産を売却し、売却益を分配(換価分割)
・不動産を現金化し、相続人全員で公平に分配
・将来的な管理やトラブルを防ぐために有効
🔹 3. 共有持分を第三者へ売却
・共有者間で合意できない場合、自分の持分のみを第三者に売却することも可能
・ただし、他の共有者との関係に影響を及ぼす可能性がある
🔹 4. 共有状態のまま管理方法を取り決める
・維持管理のルールを定め、共有者間の負担や役割を明確化する
・定期的な話し合いを行い、トラブルを防ぐ
【まとめ】兄弟間で共有する不動産は早めの対策が重要
遺産分割での話し合いがつかず、実態としては分割を先延ばした状態で共有状態にしておくと、時間が経つにつれて管理の問題や意見の対立、関係者が増えますます解決困難となる事態が発生する可能性が高くなります。
✅ 売却するのか、単独所有にするのかを早めに決める
✅ 共有状態を解消するために、専門家のアドバイスを活用する
✅ 兄弟間のトラブルを防ぐため、公正な分配方法を検討する
「兄弟でとりあえず共有とした不動産の扱いに困っている…」そんな方は、ぜひ専門家へご相談ください。

広島司法書士会 (登録番号:第613号)
広島県行政書士会 (登録番号:第05340722号)
広島県土地家屋調査士会 (登録番号:第1573号)
JMAA M&Aアドバイザー認定
セミナーズマーケティング認定講師
NLPプラクティショナー、マスタープラクティショナー、コーチコース認定
現在 法務総合事務所文殊パートナーズ代表