病院での遺言書作成

病院での遺言書作成

2024.09.19

今日は、病院での公正証書遺言作成について解説いたします。

公証人は、ご本人の意思確認ができる場所であれば出張して遺言書を作成できます。ご本人の体調や移動の制約がある場合、病院のベッドサイドでの作成も問題ありません。

遺言内容の確認と作成

公証人が病院を訪問し、遺言者の意思を口頭で確認します。意思確認ができたら、遺言の内容を文書にまとめ、遺言者と証人2名が遺言書に署名・押印します。

公正証書遺言の完成

公証人が作成した公正証書遺言は、原本が公証役場に保管され、遺言者や相続人が安心して遺言の内容を後世に伝えることができます。遺言者には、遺言書の正本および希望通数の謄本が渡されます。

病院で公正証書遺言を作成する際の注意点

  • 意思能力の確認: 公正証書遺言を作成するためには、遺言者が自身の意思で内容を決定できる能力があることが前提です。公証人は遺言者の意思能力を確認するため、健康状態が重視されます。署名に関しては、病状によって文字が書けない場合などは、代筆の依頼が可能です。
  • 出張費用: 公証人が病院に出張する場合、通常の公正証書遺言作成費用に加え、出張料や日当がかかります。

公正証書遺言の作成にあたっては、必要書類などの準備や公証人との事前の打合せが必要です。緊急の場合でも可能な限り最短のご日程で調整いたします。また、更に緊急を要する場合には別の方法にてご提案いたしますので、まずはご相談ください。

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