相続財産に共有墓地の権利が含まれている場合の手続きと管理方法
相続財産に共有墓地の権利が含まれている場合の手続きと管理方法
相続の話し合いを進めていると、「共有墓地の権利」財産に含まれている場合があります。「どう手続きすればいいの?」「管理方法は?」と疑問を感じる方も多いでしょう。この記事では、共有墓地の権利が相続対象となる場合の手続きや、管理方法についてお伝えします。
共有墓地の権利とは?
共有墓地の権利は、文字通り複数の人で共同管理する墓地の使用権のことです。この権利は土地そのものの所有権ではなく、あくまで墓地を使用するための「使用権」です。
ポイント:所有権ではなく使用権
- 譲渡や売買は原則できない
ほとんどの場合、墓地は家族単位や親族で利用されることを前提にしているため、他人に売却したり譲渡したりすることはできません。
相続財産に共有墓地が含まれる場合の手続き
共有墓地の権利は遺産分割の対象になることがありますが、通常の財産とは少し異なる手続きが必要です。
1. まずは墓地管理者に連絡
墓地や霊園には必ず管理者(市区町村や宗教法人など)がいます。相続が発生したら、まず管理者に連絡を入れましょう。
伝える内容の例:
- 使用者が亡くなったこと
- 相続人の連絡先
2. 相続人間で話し合う
墓地の使用権は分割が難しい財産です。そのため、家族や親族で誰が管理するのか話し合う必要があります。
- 誰が管理者になるか(使用者の名義を誰にするか)
- 費用の負担方法(維持費や清掃費の分担など)
3. 名義変更手続き
話し合いがまとまったら、墓地の管理者に名義変更手続きを依頼します。
必要な書類の例:
- 戸籍謄本
- 遺産分割協議書(相続人全員の同意が必要)
- 管理費の支払い証明書
注意点:共有墓地の権利をめぐるトラブルを防ぐには?
墓地の権利が複数人で共有されている場合、意見が食い違うこともあります。トラブルを防ぐためには、以下のような工夫が必要です。
- 管理者を1人に決める
名義人を1人にし、他の相続人は同意しておくとスムーズです。 - 遺言書を準備しておく
故人が遺言書で「誰に墓地を管理させるか」を指定しておくと安心です。
まとめ
共有墓地の権利は特別な財産です。そのため、相続時に適切な手続きと管理が必要です。ポイントをおさらいしましょう:
- まずは墓地管理者に連絡する
- 家族で話し合い、名義変更手続きを行う
- 継続的な管理や費用分担をしっかり決める
家族間の円満な話し合いを心がけ、先祖を大切にする気持ちを共有しましょう。

広島司法書士会 (登録番号:第613号)
広島県行政書士会 (登録番号:第05340722号)
広島県土地家屋調査士会 (登録番号:第1573号)
JMAA M&Aアドバイザー認定
セミナーズマーケティング認定講師
NLPプラクティショナー、マスタープラクティショナー、コーチコース認定
現在 法務総合事務所文殊パートナーズ代表