面識のない相続人との遺産分割協議
相続人の中に面識のない人物がいる場合、その協議は一層複雑になります。ここでは、面識のない相続人との遺産分割協議に関する事例を交えながら、解決策や注意点について詳しく説明します。
長年疎遠だった兄弟との遺産分割
父親の急逝に伴い遺産相続が発生しました。相続人は、長男(45歳)と父親の再婚相手の子供である次男(38歳)です。
問題点
1.連絡の取り方
長男は次男と連絡を取る手段がわからず、遺産分割協議を進めることができません。
2.信頼関係の欠如
お互いにとって初めてのやりとりであり、どんな相手なのかもわからないため慎重に進めていく必要があります。
解決策
1.専門家の活用
相続専門の弁護士や司法書士に依頼することで、二男の連絡先を特定し、法的な手続きを進めました。専門家は、相続人ともスムーズに連絡を取るための手段を過去の事例などからアドバイスすることができます。
2.信頼関係の構築
まずはメールやお手紙など通じて次男とのコミュニケーションを開始し、信頼関係を少しずつ築く努力をしました。必要に応じて電話でもお話いただいたりしながら信頼感を高めました。
結果
この方の場合ですが、長男、次男様の間でお互いが譲り合う気持ちを持っておられ、当初不安だった面識がないということは、全く問題とはならず遺産分割協議が円滑に進みました。
面識がない場合の相続人同士の遺産分割協議に関しては、適切な対応をとっていただく事で円満に解決していただく事が可能です。是非無料相談をご活用ください。