戸籍収集による相続人調査
戸籍収集による相続人調査
相続開始後にまず行うことは、相続人を確定させることです。たとえ自分が相続人であることを認識していたとしても、第三者に対してそれを証明できなければ最終的に名義変更等の手続きを行うことができません。相続人を確定させるには被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本を集める必要があります。広島の皆さまに、戸籍の収集についてお伝えさせていただきます。
戸籍収集と相続人調査
相続人を確定するためには被相続人の戸籍をたどり、出生から死亡までの戸籍謄本一式を揃えます。戸籍を集めなくても自分は相続人であるとわかっている方もいらっしゃるかもしれませんが、遺産分割協議は相続人全員で行わなければいけないため、すべての相続人を確認する必要があります。
また出生から死亡まですべての戸籍を調査した結果、親族でも知りえなかった相続人の存在が判明するケースもあります。例えば、過去に婚姻関係にあった人との間に実は子供がいた場合や、認知した子供が存在した場合、いつのまにか養子をとっていた場合など、戸籍を調べなければわからなかった事情が、当事者が亡くなった後に露呈することも十分にありえるのです。また第一順位の相続人である子が被相続人より先に死亡している場合には、代襲相続人となる子供の子供等が存在しないかも調べる必要があります。
遺産分割協議を行う前に相続人の確定を行わないと、本来相続人である人が話し合いに参加できず、せっかく遺産分割協議がまとまったとしても意味をなさないものとなってしまいます。戸籍謄本は相続財産の名義変更時に、相続財産を引き継ぐ人が確かに法定相続人であることを証明するための資料ともなりますので、不足がないようしっかりと準備しておきましょう。
なお被相続人が転籍を繰り返している場合には、収集すべき戸籍謄本の数は多くなります。戸籍謄本は戸籍があった市区町村にそれぞれ取り寄せが必要なため、しっかり内容を読みとり、一通一通問い合わせを行います。お亡くなりになった地が広島であったとしても残念ながら広島の役所で全てが揃うとは限りませんので、時間に余裕をもって収集することをおすすめします。平日に時間を取れない方は広島相続遺言まちかど相談室までお気軽にお問い合わせください。
戸籍の収集が完了したら、その情報より相続関係説明図をおこします。詳しくは相続関係説明図の作成をご参考ください。
広島相続遺言まちかど相談室では、戸籍収集のご相談をお受けしております。相続手続きを何から始めたらよいのか分からない広島のお客様、ぜひお問い合わせください。広島相続遺言まちかど相談室では初回無料相談を実施していますのでご活用ください。
