遺言執行者に任命されましたが、何をすればいいのでしょうか。
遺言執行者に任命されましたが、何をすればいいのでしょうか。行政書士の先生、教えてください。(広島)
私は広島に住む会社員です。先月長い闘病の末、父が広島市内の病院で亡くなりました。
遺言書を残しておく、と生前から言われておりましたので、内容を確認したところ、私を「遺言執行者」に任命するという記載がありました。
周囲の人にも相談してみましたが、なかなか同じような経験のある人がおらず、困っております。
亡き父の最後の言葉ですので、出来ることはしたいと思っていますが、遺言執行者とは、どのようなことをすればいいのでしょうか。法律の知識のない会社員の私でもなれるのでしょうか。(広島)
遺言執行者とは
遺言執行者に任命されることは誰もが経験するものではありませんので、困惑される方も多いでしょう。
遺言執行者は法律家である必要はなく、未成年者や破産者を除いて相続人やそれ以外の第三者等、誰でもなることが出来ます。
遺言執行者の役割は遺言書の内容を実現させることです。
遺言書の内容を実現させるために遺産の名義変更などを行い、指定された遺産を指定された方の手元に確実に渡るようにしていきます。
遺言執行者が相続人以外の第三者に指定されている場合には、遺言書に従い、その第三者が遺言書の内容を実現していくことになります。
一方、遺言書による遺言執行者の指定がない場合には、相続人や受贈者(遺贈によって財産を受け取る人)が遺言書の内容に沿って手続きを行うことになります。
また、遺言執行者の指定がない場合には、家庭裁判所へ遺言執行者選任の申立をすることも可能です。
特に遺言書に「遺産を第三者へ遺贈する」と記載がある場合には相続人が相続する場合に比べ、手続きが多くなるため、相続人ではなく、第三者(特に司法書士などの専門家)を遺言執行者として指定しておくことをお勧めします。
ここまで遺言執行者についてお伝えしてきました。
相続手続きには期限があるものもありますので、早めに手続きを進めていきましょう。
初めての相続でお困りの際には、専門家へ相談することもお勧めです。
広島相続遺言まちかど相談室では、初回のご相談は無料で承っておりますので、小さな疑問からお気軽にご相談ください。
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相続に関するご相談内容はご家庭によって異なりますので、皆様のご相談を親身に伺ったうえで丁寧に対応させていただいております。
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